4月のベストアルバム
『Awesome City Tracks』Awesome City Club
文句なし。断トツ。
選んだ理由はシンプル。全ての曲が良かったから。7曲入ってれば好きなアーティストでも「これは好きじゃないなー」って曲が1曲ぐらいは入ってるものなんですが、それが一切ない。
ACCの魅力はすでにこのブログで、何回か述べているんだけど、このバンドが生み出すサウンドの質やツインボーカルの歌声。全てにおいて、レベルが高い。
自然と体が動いてしまうリズムとメロディー。こういうバンドに出会えた事がホント嬉しい。
これからますます進化を遂げていくバンドだと思います。このバンドのおかげで、音楽の楽しみがまた1つ増えました。
5月のベストアルバム
『UNIVERSE』Idiot pop(2014年の作品)
「人・自然・宇宙」この世にある全てのものを感じるアルバム。地球・宇宙一周旅行をしたかのような気分に浸れます。全体にまとまりがあり、アルバムとしての完成度が高い。
テクノドランクアーティストIdiot pop。2009年にリリースした1000枚限定自主制作アルバムは異例の1か月で完売となり、大きな話題を呼ぶ。テクノミュージックとJ-popを融合させた絶妙なサウンドが魅力的で、引き出しが非常に広いアーティストでもある。
2曲目の『There We Go』や4曲目の『Les Adventures』のように遊園地にいる子供たちが歌うような楽しげなナンバーが聴けたかと思えば、『DREAMING BOY IN BEDROOM』や『コズミックダンサー×プラトニックスター』、『Everlasting Loving You』のように宇宙空間を感じさせるサウンドなど、1つのアルバムで様々な場所に行ったかのような体験が味わえる。
個人的に好きなのは10曲目の『フリクション』。この曲を聴いた瞬間、Mr.childrenの『It's a wonderful world』や『CENTER OF UNIVERSE』と同じ感覚を覚えた。ラップと細かなメロディーで出来たこの曲は「世界・地球の素晴らしさ」を感じさせてくれます。まさに「It's a wonderful idiot pop world」な1曲。
そしてアルバムの最後を飾るのは『DORAMA』。それまでのエレクトロニカルな音とは一変して、シンプルなピアノとストリングスで宇宙・地球旅行の疲れを癒してくれる。水滴が落ちたような音が自然の豊かさを感じさせ、心を落ち着かせてくれる。まさにアルバムのエンディングにふさわしい曲といえる。
とんでもなく繊細なメロディーに作られたアルバム。一聴の価値ありです。