ビバラロック ライブレポート 『Awesome City Club』

初フェスの舞台で魅惑のパフォーマンスを披露したACC

まるで1つのショーを見ているようだった。

ライブハウス風のCAVEステージは一瞬にしてショーステージへと変化。

 

先週渋谷タワレコにて行われたインストアライブにも行ったのですが、まるで違ったライブでした。アコースティック体制のライブももちろん良かったです。しかし、ビバラでのパフォーマンスはそれをさらに超越するものでした。

 

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去年も含めて、自身初めてのビバラロック最前列。それだけ見たかったライブ。

客がどれくらい入ってたのかは最前だったので分からないです。ただ、後ろを見た限りかなり人は入っている。

 

満を持して登場したACC、あいさつ代わりにプレイされたのは『Lesson』。続いて畳みかけるように『4月のマーチ』が披露され、観客の盛り上がりもヒートアップ。マイクのコードを首に巻いて歌うPORINさんの姿が椎名林檎と重なって見える。これ本当に初フェスですか?(笑)少なくとも私にはそんなようには見えなかった。

 

ACCのメンバーみんなホント楽しんでるんです。それだけ自信を持ってるんだと思うんですが、すごい度胸してますよね。いやー凄い。

 

『It's So Fine』では演奏前に、観客に簡単なステップをレクチャー。全員でステップを踏みながら、踊るなんて初めての体験でした。楽しかった。ホント幸せだった。ステージ前にいたカメラマンも小刻みにリズムを刻むほどの演奏。こんな音を奏でてたらそりゃ体が自然に動いちゃいますよ。このダンスを数万人でやれたらもっと楽しいだろうなー。

あと、2番の頭でモリシーさんとユキエさんが向かい合って楽しそうに演奏しているのを見て、思わず微笑んでしまいました。

 

ラストの『涙の上海ナイト』まで熱気のこもったパフォーマンスを披露し続け、30分間に及ぶショーは締めくくられた。

 

初フェスとは全く思えない素晴らしいパフォーマンス。最初にも述べましたが、なんだか1つのショーを見ているような気分でした。しかもレベルが高い。PORINさんの妖艶なダンスやバリエーション豊かな曲の数々。そして観客参加型のダンス。

 

全てにおいて能力が高いのがACC。特にatagi&PORINのツインボーカルの声の相性は抜群と言っても良いでしょう。声って歌の中で非常に大事なんだけど、二人とも人を惹きつける声を持っているし、ハモるとそれがもっと魅力的になる。しかし、それだけじゃない。歌声を支える音がしっかりしてないと、このショーは完成しない。ショーで大事なのは基盤。ベースのマツザカさん、ギターのモリシーさん、ドラムのユキエさんの生み出す安定した上質なサウンドがあるからこそツインボーカルの声が美しくなるんです。

 

バンドとしてのアクトはとても良かった。活き活きとしていた気がする。

あっという間の30分間。全然足りないよ。もっと見たい気持ちでいっぱいだった。

 

次のライブが楽しみで仕方がなくなりました。

 

びっくりするぐらいの音を奏でるバンド。恐ろしいほどの可能性に秘めてます。そんな事を十分に感じさせるビバラでの初パフォーマンスでした。

 

セットリスト

1.Lesson

2.4月のマーチ

3.children

4.It's So Fine

5.Jungle

6.涙の上海ナイト