今年の3月に2015年にリリースされたシングルをYouTubeの再生回数順に並べたデータをツイートしました。
Youtube再生回数ランキング
— せんたー (@post_musich) 2015年3月18日
~2015年発売シングル~
1位~27位はこうなりました。(中途半端で申し訳ないです)
オリコンとはかなり顔ぶれが違いますが、ぜひ参考にしていただければと思います。
s=ショートバージョンです。 pic.twitter.com/HoNXJEAIyS
あれから1か月半以上経ってランキングがどうなったか気になったので、また調べてみました。結果はこのようになりました。
s = ショートバージョン
※今年リリースされたシングルで、公式チャンネルのMVを基に作成。非公式のMVはランキングに入れてません。
※アナログな方法で作ったので、もしかしたら抜けがあるかもしれません。
ランキングから見えた事
〇クマムシが断トツ1位!
お笑い芸人クマムシがリリースした『あったかいんだからぁ♪』は2位に200万も引き離して、断トツの1位を記録。まあ当然の結果だと思います。みんな歌ってますもんねー。そりゃ1位でしょう。世間の認知度をそのまま示す結果となったのではないでしょうか。
〇LDH勢が30曲の中に7曲!
EXILEなどのLDH勢はトップ30の中に7曲と数多くランクインしました。EXILEだけでなくGENERATIONSやFlowerなどのグループの人気が根強いことが窺える結果に。関係ないけど、Flowerの最新アルバム『花時計』はすごい好き。
〇オリコンランキングとの関係性
上位30曲のオリコンランキング初登場順位を調べた所、このようになりました。
週間オリコンランキング初登場順位 | 曲数 |
---|---|
1位 | 2曲 |
トップ3 | 12曲 |
トップ5 | 15曲 |
10位圏外 | 5曲 |
調べて、特に驚いたのはYouTube再生回数ランク1位と2位の初登場順位。『あったかいんだからぁ~♪』は初登場10位、chayの『あなたに恋をしてみました』はなんと初登場23位でした。
〇Billboard Japan Hot 100との関係性
上位30曲のBillboard Japan Hot 100最高位も調査しました。
Billboard Japan Hot 100最高位 | 曲数 |
---|---|
1位 | 2曲 |
トップ3 | 13曲 |
トップ5 | 20曲 |
10位圏外 | 4曲 |
オリコンランキングと比較すると、トップ3は1曲、トップ5は5曲多い結果になりました。また10位圏外は1曲少ない4曲という結果に。
このように見るとオリコンランキングと大きく差は見られないものの、ビルボードの方がYouTube再生回数ランキングに若干近いことがわかりますね。
〇ロック勢のトップはゲスの極み乙女
邦ロックではamazarashiの4位が最上位。また7位にゲスの『私以外私じゃないの』がランクイン。amazarashiの『季節は次々に死んでいく』は東京喰種トーキョーグール√Aのエンディングテーマ。この影響も大きかったと思います。
ここで私が注目したいのはゲスの極み乙女です。ゲスの人気度は現在急上昇中。先日NHK朝の報道番組『おはよう日本』でも特集されましたし、来週放送のしゃべくり007に出演する事も予定されています。
このままサカナやワンオク、セカオワなどのバンドと肩を並べるほどの人気になるのではないでしょうか。
ゲスのボーカルを務める絵音さんはサカナの一郎さんと同じような考えをもっていて、メディアへの露出を積極的に行っています。昨日のMステ出演に関しても、こんなツイートをしていました。
明日はMステに出演します。バンドがテレビに出ていくのは意味があることだと思っています。ライブじゃないと伝わらないことも勿論あるけど、テレビでも伝えられることはあると信じてるし、やっぱり色んな人に自分たちの音楽を聴いて欲しいので。良かったら見て下さい。
— enon kawatani (@indigolaEnd) 2015年4月30日
個人的にはこういう想いを持ったバンドが増えてほしいなと思いますね。だって良い曲歌ってるんですから。ロックに限らず、良い曲はもっと多くの人に伝わっていくべきなんです。まあこれはエゴに過ぎませんが。
〇乃木坂46の躍進
アイドルでピックアップしたいのが乃木坂46。AKB48グループの中でトップとなる14位。上位20位の中でオリコン・ビルボード1位になったのはこの曲のみでした。今後ますます伸びていくのではないでしょうか。
〇アニソンも見逃せない
昨日のMステでも少し放送されていましたが、アニソンは現在の音楽シーンの中で見逃せないジャンルです。『季節は次々死んでいく』・AKINO from bless4の『海色』・西沢幸奏の『吹雪』などが上位にランクインしました。
〇K-POPのトップは少女時代
K-POPでは少女時代『Catch Me If You Can 』の8位が最高位でした。少女時代の人気はまだまだ衰えることはないようです。
〇タイアップの効果
最近はテレビ離れとか映画離れって話がありますが、タイアップの効果はやはり大きいなと感じました。2位だったchayの『あなたに恋をしてみました』は月9で放送された『デート』の主題歌ですし、ゲスの『私以外私じゃないの』はコカ・コーラのCMソングということで、テレビの力はまだまだ健在です。
まとめ
YouTubeの再生回数ランキングから様々な事が分かりました。CD売上よりこのランキングの方が世間の認知度、人気度が反映される印象を受けました。ただ私はオリコンランキングが不必要なものだとは思いません。認知度や人気度を測る指標としては不十分だと思いますが、売上を測るランキングは必要だと思います。問題はメディアで取り上げられる主な指標が未だにオリコンしかない事。もっと他の指標もメディアで取り上げられれば良いなと思います。