年間ベストアルバムに引き継き、年間ベストトラックも発表したいと思います。30曲に絞るのに相当時間かかりました。TOP10なんてどんだけ悩んだことか。それだけ今年は良い曲にたくさん出会う事が出来ました。
それでは、まず1位から発表したいと思います。
年間ベストトラックTOP10
1位 『体温』 / plenty
plentyの最高傑作。究極のラブソングです。これだけ感情を揺さぶられる曲は数えるほどしかありません。1つ1つの音に重みと感情が持つ。音が生きている。なぜそんなことが彼らにできるのか。それは音という相手に対して、とても真摯に向き合っているからだと思います。愛が足りない方や愛を失ってしまった方は、ぜひ『体温』を聴いて、少しでも欠けてしまった愛を取り戻してもらえたらと思います。
2位 『Lullaby for TOKYO CITY』 / Awesome City Club
この曲で「このバンドは並大抵のバンドじゃない。恐ろしいバンドになるぞ。」と確信しました。この曲全体、特に「Everybody working hard」から始まる英語詞から、忘れてしまった大切なものを思い出させてくれます。
2分以上に及ぶアウトロは圧巻の一言。ライブではオーディエンスが拍手を忘れ、しばらくの静寂が訪れるくらいに圧倒的。しかも毎回。ピアノをベースとした壮大なアンサンブルは情熱的で美しく、聴く者の心をグッと掴まえて離しません。おやすみ前に聴きたい珠玉のナンバー。
3位 『前髪切りすぎた』 / 三戸なつめ
キャッチーの極み。中田ヤスタカさんは天才です。シンプルなメロディなのに中毒性がある。この曲と、「三戸なつめ」という若者のポップアイコンとの相性も抜群。子供にも受けそうな曲なので、もうちょっと流行ると思ったんだけどなー。。
4位 『ULTRA』 / FINLANDS
アルバムタイトルにもなっているナンバー。FINLANDSというと、ボーカル塩入冬湖の歌声に注目がいきがちですが、ベースコシミズカヨも塩入に負けず劣らずの美しい歌声を持っています。この二人が織りなす透き通ったハーモニーが最大限に発揮された1曲。
5位 『名前のない花束』 / イツエ
アルバム『今夜絶対』のラストナンバー。ララバイやULTRAもそうなんだけど、今年はこういう壮大な曲に何度もやられました。この1曲を聴くだけで、「なぜ活動休止なんだ!」と感じてもらえるはず。イツエという大きな花束は悲しみも喜びも受け止め、いつでも私のことを守ってくれるのでしょう。大好きです。
6位 『ストッキング』 / 吉澤嘉代子
今年注目されたアーティストの1人。魔法修行してた頃の自らを描いた曲。キラキラとした無邪気なメロディーに思わず心が躍ってしまいます。元気がない時に聴きたいポップチューン。
7位 『わすれもの』 / 松藤量平×臼井ミトン
グッドメロディが永遠に続くグッドソングです。グッドソングだから永遠に聴いてられる。そんな曲なかなか巡り会えないよ。ピアノから放たれるリズミカルで清らかなメロディーと二人のウットリするようなハーモニーには、人を優しい気持ちにさせる力があります。皆さんもこの曲を聴いて、大切なわすれものを取り戻しに行ってみませんか?
8位 『Twilight』 / UQiYO
自然を感じるエレクトロなサウンドがなんとも心地よい音楽ユニットUQiYOの作品。音は先端的なのに、日常にすごい溶け込んでいる。繊細かつ良質なサウンドから音楽IQの高さが窺えます。まだ認知度も低いUQiYOですが、かなりオススメです。
9位 『GHOST PARTY』 / Shiggy Jr.
シギジュニのレパートリーにはなかったエレクトロなサウンドが印象的なハロウィンナンバー。エレクトロだろうがなんだろうが、ポップであることに真っ直ぐなシギジュニが大好きです。
10位 『Snow men』 / 星野源
資生堂「マキアージュ」プロモーションムービーの主題歌。ライブでこの曲を聴いた時は泣きそうになりました。本当に源さんはエロいです。こういう甘くて、大人な色っぽさを感じるサウンドを生み出せるんですから、あなたはどんだけエロいんだ!!(怒)
源さんみたいにエロかっこいい人になれるよう頑張ります。何を頑張ればいいか分からないけど。
TOP30はこちら
『4月のマーチ』 / Awesome City Club
『もんだいガール』 / きゃりーぱみゅぱみゅ
『Wonder Future』 / ASIAN KUNG-FU GENERATION
『at good mountain』 / LILI LIMIT
『StaRt』 / Mrs.GREEN APPLE
『SAYONARA』 / SAKEROCK
『サリー』 / 大橋トリオ
『命は美しい』 / 乃木坂46
『Flower wall』 / 米津玄師
『長く短い祭』 / 椎名林檎
『人生は一度きり』 / Little Glee Monster
『とうめいなうた』 / FLOWER FLOWER
『パッチワーク』 / ぼくのりりっくのぼうよみ
『かわいいっていわないと呪う』 / ぽわん
『華麗なる逆襲』 / SMAP
『ハルクイン』 / オモイメグラス
『I'll wake up』 / ななみ
『スパイシーマドンナ』 / BRADIO
この中でTOP10に入れようか迷った曲が2曲あります。1曲目はBRADIOの『スパイシーマドンナ』。このバンド知ったのはたしか「バズリズム」だった気がします。最初は全く興味なかったのですが、毎週のように流れるサビにみるみるうちにハマっていってしまい、気付いたら無意識に口ずさむレベルまで来てしまいました。まさに中毒ソングです。もう1つはアジカンの『Wonder Future』。TOP10に入ってもおかしくないぐらい良いです。
今年はACCやFINLANDSに加えて、LILI LIMITやMrs.GREEN APPLEなど今後の活躍が大いに期待されるアーティストにハマりました。またDAOKOやぼくのりりっくのぼうよみなど、次世代を担うラッパーとの出会いも非常に印象的でした。
世の中的にはどうかわかりませんが、シティポップな1年だった2015年。来年はどんな曲やアーティスト、ジャンルが主役を飾るのかは分かりませんが、またどんどん素晴らしい作品が出てくることだけは確信しています。ハイクオリティなアーティストがたくさんいるんですから。ホント楽しみでワクワクです。たくさん良い曲見つけて、皆さんにお届けできたらと思います。2015年はかなり邦楽に偏ってしまったので、2016年は洋楽の方にももうちょっと重点を置いて聴こうかなと思います。
皆さん本当に今年はありがとうございました。また来年もよろしくお願いします!ではよいお年を!!