2015年ももうあとわずか。今年は、人生で一番音楽を聴いた気がします。たぶんいつもの3、4倍は聴いたんじゃないかと思う。だからその分、多くの素晴らしいアルバムを見つけることが出来ました。というか良い作品がありすぎて、10枚なんて選べない!
まあそう言いながらもちゃんと選びましたよ。ちゃんと順位も付けましたよ。迷ったなー。というかまだ迷ってるなー。やっぱあれを1位にしようかなー。でもあれもいいよなー。時間経てば経つほど迷うと思うので、もう発表します。ちなみに2014年の1位は米津玄師の『YANKEE』でした。今年はどの作品がランクインするのでしょうか?それではいきなり1位の発表から行いたいと思います。
1位 『Awesome City Tracks2』 / Awesome City Club
2015年の年間ベストアルバムは、Awesome City Clubの『Awesome City Tracks2』を選ばさせて頂きました。上半期は、この前の作品である『Awesome City Tracks』を1位に選んだんですが、それを上回る作品だったのでこちらを1位に選びました。前作よりも1つの作品としての完成度が高くて非常に驚かされました。個人的に2015年は、なんといってもACCの年だったと思います。この1年で行ったACCのライブは、インストアを含んで5回。他のアーティストに比べ、飛びぬけて多い回数です。
ライブを見るたび、新しい作品を聴くたびに大きくアップデートされてて、それがとても印象的かつ衝撃的でした。今年出した2つの作品ともに通ずるのが、「あっという間に聴き終わってしまう」ってこと。ACCの曲を聴いてる間は、時間の進むスピードが圧倒的に早く感じるんです。それだけ自分がACCの世界にどっぷりと嵌っているってことなんだと思います。こういうアーティストに出会えて幸せ者だとつくづく感じました。
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2位 『YELLOW DANCER』 / 星野源
いやー正直迷いました。1位か2位か。それぐらい素晴らしい作品だと思います。まあ業界の評価もかなり高かったですしね。聴いててシンプルに「気持ち良いな」って思えたのがこの作品です。気持ち良いし、自然と踊りたくなっちゃう。緩やかなビートに乗せて踊ることの楽しさを、改めて感じさせてくれた源さんに感謝感謝です。
この作品が上位に来るのは、皆さん予想できたかもしれませんね。もしかしたら「普通すぎてつまんねー」とか思うかもしれません。でも言わせて下さい。「俺はこの作品がただただ純粋に好きなんだよ!!」。
最近はメディアの露出が多くなり、それに比例するようにファンも増えたと思います。おかげで全然チケット取れませんでした(誰か連れってってー)。でも良いんです。源さんの曲を聴いて幸せになる人が増える。それだけで私は嬉しいです。来年も健康に気を付けて、素晴らしい1年を送って頂ければと思います(最後手紙みたいになってしもうた)。
間連記事
3位 『ULTRA』 / FINLANDS
衝撃度としてはこのバンドが一番だったと思う。出会いは絵音さんのツイート。あのツイートを見なければ、出会ってなかったかもしれない。詳しくはこちらをご覧ください。
何度か言ってるかもしれないけど、いつシーンのど真ん中に来てもおかしくないバンドです。実際、今年はサマソニ出演に絵音さんの自主企画に呼ばれたりと、FINLANDSにとって大きく前進した年だったと思います。来年はもっと大きな飛躍を果たすと思いますし、そう期待しています。ホント要チェックバンドっす。
7月のFINLANDSライブレポ
ベストアルバム4位~10位の発表
4位 『今夜絶対』 / イツエ
5位 『いのちのかたち』 / plenty
6位 『UNIVERSE』 / Idiot pop
7位 『REFLECTION』 / Mr.children
8位 『DAOKO』 / DAOKO
9位 『Tree』 / SEKAI NO OWARI
10位 『Etudes』 / LILI LIMIT
イツエを初めて聴いた時もかなりの衝撃でした。しかも10月には無期限の活動休止が発表されて、さらに衝撃を受けるというね。活動休止前最後のライブはとても美しいライブでした。「またいつか戻ってきてほしい」と願うばかりです。
あとこの中で述べておきたいのはplenty。『いのちのかたち』相当素晴らしいでしょ。MUSICAでもミューマガでもあんま評価されてないし、ネット界隈でもplentyのこと述べている人があんまいないんだけど、傑作と言っても過言ではない作品だと思うんですよ。「聴いてる人自体少ないのかな?」って思うくらい話題に上らない。ポップさに欠けるからなのかなー。「イマイチ納得できない!」というのは、単なる私のエゴでごわす。聴いたことない方は、オススメなので興味があったら聴いてほしいっす。くるりとかきのこ帝国とかインディゴ好きな人は特に。
10作品の中に入りませんでしたが、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの『Wonder Future』やMrs.GREEN APPLEの『Variety』、きのこ帝国『猫とアレルギー』、米津玄師『Bremen』も素晴らしい作品でした。アジカンは最後までTOP10に入れようか迷いました。
「米津さんはなんで10以内入っていないの?」と思った方もいるかもしれません。まあ理由は「他の作品の方が良いと思った。」の一言なんですが、自分の中で期待値を高く設定しすぎたことも影響しているかもしれません、なんせ『YANKEE』が良すぎました。今回はハマったけど、「完璧」とまではいかなかったって感じです。
来年は、今年よりもっと多くの作品に触れてみたいと思います。ただ触れるだけでなく、聴き込むという点も意識しながら。あともう少しジャンルの枠を広げて聴きたいですね。もっと色んな音楽を取り入れたいと思います。一体どんな作品に出会えるのか楽しみで仕方ありません。2016年は毎月継続して、ベストアルバム記事を書く予定ですので、その点についてもどうぞよろしくお願いします!